かわいいパソコンケースは、内寸、保護力、収納力、重量、持ち方、デザインの順に確認すると、見た目と実用性を両立しやすくなります。
画面のインチ数だけで決めず、ノートパソコン本体を実測し、普段使うバッグや移動手段まで含めて選ぶことが失敗を防ぐ要点です。
かわいいパソコンケースは何を基準に選ぶ?
かわいいパソコンケースを選ぶ際は、最初にデザインを見るのではなく、収納条件を満たす候補を絞ってから好みの色や柄を選びましょう。
判断基準は、次の6項目です。
| 優先順位 | 確認項目 | 見落とした場合に起こりやすいこと |
|---|---|---|
| 1 | 本体寸法とケースの内寸 | 入らない、または内部で動く |
| 2 | クッションと角の保護 | 衝突や圧迫の影響を受けやすい |
| 3 | ポケットとマチ | 充電器やマウスが収まらない |
| 4 | ケース本体の重量 | 毎日の持ち運びが負担になる |
| 5 | 持ち手や肩掛けベルト | 移動方法に合わず扱いにくい |
| 6 | 色、柄、素材感 | 服装や使用場所になじまない |
2026年9月に更新されたマイベストの「おしゃれなパソコンケースのおすすめ人気ランキング」では、パソコンと周辺機器に合うサイズ、素材、収納力や耐衝撃性などの機能、使用場面に合うデザインが主な選定軸として挙げられています。
同ページはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで扱われる商品を比較したランキングで、2026年9月28日に確認した時点では22商品が掲載されていました。ランキングは更新されるため、順位や商品数、価格は閲覧時期によって変わる可能性があります。
掲載例には、Kamluiの「パソコンケース」、BELLEMONDの13.3インチ用ノートパソコンケース「G158NV Fun Standard」、UNISOULのケース、いろは出版の「TRACY LAP TOP CASE」、MOFTのスタンド機能付きケースなどがあります。
ただし、これは「ランキング1位を買えば間違いない」という意味ではありません。15.6インチのパソコンを持つ人と、13インチの薄型モデルを使う人では、そもそも比較すべき商品が異なります。
順位は候補を知る入口、内寸や構造は購入を決める根拠と分けて考えるのが妥当です。ランキング表を眺めていると順位の数字が妙に頼もしく見えてきますが、残念ながら数字は自分のパソコンを採寸してくれません。
なお、同ページは送客手数料を受け取るプロモーションを含むこと、一部の商品情報がAIで自動入力されていることも明示しています。商品名や順位だけで判断せず、最終的にはメーカーや販売元の最新仕様を確認してください。
本記事では、実物を落下させたり水をかけたりする独自試験は行っていません。ランキング掲載情報とメーカーが示す寸法・構造を照合し、確認できない耐久性を断定しない方針で選び方を整理します。
サイズで失敗しないために何を測る?
かわいいパソコンケースのサイズ選びでは、画面サイズではなく、閉じた状態の本体寸法とケースの内寸を照合することが最も重要です。
「13.3インチ」「14インチ」「15.6インチ」といった表記は、一般に画面の対角線を示します。同じ画面サイズでも、ベゼルの幅、筐体の形、ヒンジ、ゴム足、厚さは機種ごとに異なります。
そのため、14インチのパソコンが、すべての「14インチ対応ケース」へ同じように収まるとは限りません。保護カバーを装着している場合は、カバーを含めた寸法で確認する必要があります。
測る場所は横幅・奥行き・厚さの3か所
パソコンを閉じ、平らな場所に置いて次の3か所を測ります。
- 横幅:左右の最も外側にある部分
- 奥行き:手前からヒンジ側まで
- 厚さ:ゴム足や装着中のカバーを含む最も厚い部分
続いて、商品の仕様欄にある「内寸」「参考収納寸法」「収納部寸法」と照合します。外寸はケース全体の大きさであり、実際に収納できる空間とは異なります。
たとえば、サンワサプライの13.3インチワイド向け「BAG-P21BK2」は、外寸が幅355×奥行き70×高さ255mmであるのに対し、参考収納内寸は幅335×奥行き40×高さ230mmです。
このように、クッション、縫い代、外装の厚さがあるため、外寸から収納可能サイズを推測することはできません。商品ページの写真だけを見て「余裕がありそう」と判断するのも避けたいところです。
メーカーが内寸を「参考収納寸法」と表現する場合もあります。寸法が同じ、または極めて近い場合は、ファスナー部分や開口部で引っかかり、出し入れしにくくなる可能性があります。
サンワサプライも、収納寸法ぎりぎりの場合は収納しづらい、または収納できない場合があると案内しています。数値上で収まることと、日常的に使いやすいことは同じではありません。
大きめを選べば安全とは限らない
小さすぎるケースは使用できませんが、大きすぎるケースも適切とは限りません。
内部に広い空間が残ると、歩行や電車の揺れによってパソコンが動きやすくなります。ケースの外側が衝撃を受けた際、内部で本体が移動して側面へ当たることも考えられます。
理想は、ファスナーや縫い目へ無理な力をかけずに収納でき、持ち上げても内部で本体が大きく動かない大きさです。余裕が必要な場合は、固定バンドや仕切りを備えた製品も候補になります。
たとえば、サンワサプライのセミハードケース「BAG-EVA7BKN」は、中仕切りと面ファスナーで収納機器を固定する構造です。対応インチだけでなく、内部で本体を固定できるかを見ると、サイズ選びの精度が上がります。
普段のバッグに入るかも確認する
インナーケースとして使う場合は、パソコンとケースの適合だけでなく、ケースの外寸と普段使うバッグの内寸も照合してください。
ケース単体ではぴったりでも、リュックの開口部が狭くて入らないことがあります。バッグ内部の仕切りや底の丸みによって、数値上は収まるはずなのに出し入れしにくい場合もあります。
確認の順番は、次のとおりです。
1. パソコン本体の実寸とケースの内寸を比べる
2. ケースの外寸とバッグの収納部を比べる
3. バッグの開口部をケースが通るか確認する
4. ほかの荷物を入れた状態でも圧迫されないか考える
この「二段階の寸法確認」は地味ですが、購入後の使い勝手を大きく左右します。かわいいケースが届いたのに、いつものリュックへ入らない――これはファッション以前に少々切ない事件です。

保護力はクッション・角・水対策をどう見る?
保護力を確認するときは、素材名だけでなく、クッションの配置、四隅と底面の構造、開口部、固定方法、撥水表示の範囲を見ましょう。
「ポリエステルだから弱い」「EVAだから必ず安全」と素材名だけで評価することはできません。同じ素材でも、厚さ、積層方法、縫製、内部の固定構造によって保護のされ方が異なるためです。
通勤手段ごとに必要な構造は変わる
必要な保護力は、ケースをどのように運ぶかで考えると整理しやすくなります。
| 主な使い方 | 重視したい構造 | 注意点 |
|---|---|---|
| 自宅内での移動・保管 | 傷を防ぐ内装、軽さ | 強い落下対策までは期待しない |
| クッション付きリュックで通勤 | 薄型クッション、角の保護 | バッグ内で充電器と接触させない |
| トートバッグで通学 | 底面クッション、ファスナー | バッグ自体に保護構造が少ない場合がある |
| ケース単体で徒歩移動 | 持ち手、厚めの緩衝材、固定性 | 落下や置き方への注意は必要 |
| 自転車や出張での移動 | セミハード構造、固定バンド | 重量と厚みが増えやすい |
自宅内で保管するだけなら、傷やほこりを抑える薄型スリーブでも目的に合います。一方、毎日リュックで運ぶなら、底面と四隅にクッションがあるかを確認したいところです。
自転車で段差を通る、満員電車でバッグが圧迫される、出張で荷物を頻繁に積み替えるといった使い方では、やわらかい布だけのケースより、形を保ちやすいセミハードタイプや固定機能付きが候補になります。
ただし、頑丈に見える製品でも、無条件に落下や圧力へ耐えられるわけではありません。メーカーが試験方法や耐荷重、落下条件を示していない場合、「耐衝撃」という言葉だけで具体的な性能を比較するのは困難です。
クッションは厚さより配置を見る
クッションの数値が記載されている場合も、厚さだけで優劣を決めないようにしましょう。
保護材が側面だけにあるのか、底面や四隅まで覆うのかで意味が変わります。内部でパソコンが動けば、厚いクッションの性能を十分に生かせない可能性もあります。
確認したいのは、次の点です。
- 底面に緩衝材が入っているか
- 角までクッションが回り込んでいるか
- 本体を固定するバンドや仕切りがあるか
- 内装が硬い金具へ直接触れない構造か
- ファスナーの裏側に当て布があるか
- 開口部から本体が滑り出しにくいか
サンワサプライの「IN-HDSCL13BK」は、外側の低反発素材と内側の高反発素材を組み合わせた2層クッション構造で、参考収納内寸は約幅230×奥行き22×高さ330mmと案内されています。
一方、同社の「IN-HD1301BK」はABSとポリカーボネートを使用したハードシェル型で、底部にコーナーガードを備えています。前者はクッションによる衝撃緩和、後者は外部からの圧迫を意識した構造であり、同じ「保護ケース」でも方向性が違います。
この違いから分かるのは、素材を一語で比較するより、想定する移動リスクへ構造を合わせるほうが実用的だということです。
撥水と防水は同じではない
雨の日にも持ち歩くなら、商品説明の「撥水」「防水」「完全防水」を区別してください。
撥水加工は、一般に生地表面で水滴をはじきやすくするものです。表地が水をはじいても、縫い目やファスナー、開口部から水が入る可能性があります。
また、使い続けるうちに表面の状態が変化し、水をはじく程度が低下することも考えられます。撥水表示があるからといって、水没や強い雨に耐えられると解釈してはいけません。
雨天時は、次のように複数の対策を組み合わせるとよいでしょう。
- 撥水ケースを防水性のあるバッグへ入れる
- バッグ用レインカバーを携帯する
- 濡れた折り畳み傘や飲み物と収納部を分ける
- 帰宅後はケース表面と内部の湿気を確認する
水に関する性能は、ファスナーや縫い目を含む製品全体の試験条件が分からなければ比較できません。「防水性あり」と書かれた比較表だけでなく、メーカーがどの部分について何を示しているかまで確認してください。
かわいさと保護力は両立できる
保護力を求めると、黒く無骨なケースしか選べないと思われがちです。しかし現在は、くすみカラー、パール調、花柄、刺繍、丸みのあるフォルムなどを取り入れたクッション付き製品もあります。
いろは出版の「TRACY LAP TOP CASE」は、パールグレーなど落ち着いた色調を採用した13インチ向け製品です。ランキング確認時の掲載重量は180gで、軽さとやわらかな外観を重視する人が比較しやすい例といえます。
対して、ランキング上位に掲載されていたKamluiのケースは15.6インチ対応、重量580g、厚手クッション内蔵、360度保護や防圧・防振構造を特徴としていました。
サイズも構造も異なるため、180gと580gという数字だけで優劣は決まりません。軽さを優先する小型ケースと、保護構造を増やした大型ケースでは、役割が違うからです。

収納力と持ち運びやすさはどう選ぶ?
収納力はポケットの数ではなく、持ち歩く物が安全に収まり、パソコン本体へ圧力をかけないかで判断しましょう。
充電器、マウス、USBメモリ、ケーブル、イヤホン、ノート、筆記具まで全部入れたい場合、薄い前面ポケットだけでは足りないことがあります。
反対に、電源アダプターを職場に置いている人や、短時間の外出でパソコンしか持ち歩かない人には、多数のポケットがかえって厚みと重量を増やす原因になります。
持ち物を先に並べて必要なマチを決める
購入前に、実際に持ち歩く物を机へ並べてみましょう。
- ノートパソコン
- ACアダプターと充電ケーブル
- マウス
- USBハブや変換アダプター
- モバイルバッテリー
- 外付けストレージ
- 書類やノート
- ペンや名刺入れ
厚みのある充電器やマウスを入れるなら、マチ付きのポケットやアクセサリールームが必要です。薄型ポケットへ無理に押し込むと、収納物がパソコンの天板へ当たり、局所的な圧力をかける可能性があります。
硬い付属品は、クッションや仕切りでパソコンと分離してください。ポケットが一つしかない場合は、小型ポーチを併用する方法もあります。
収納量が多い人には、パソコンルームとアクセサリールームを分けたダブルルーム型も候補です。たとえば、サンワダイレクトの「200-IN055BK」は、パソコンと小物を分けて収納する構造を採用しています。
ここで大切なのは、「ポケット10個ならポケット2個より優秀」と単純化しないことです。細かなポケットが多くても、大きなACアダプターが入らなければ目的を果たせません。
ケース単体の重量を忘れない
持ち運びやすさを比較するときは、パソコンと付属品だけでなく、ケース本体の重量も加えて考えます。
マイベストのランキング確認時には、いろは出版「TRACY LAP TOP CASE」の180g、UNISOULの13.3インチ用ケースの240g、MOSISOの13~14インチ用ケースの300g、BELLEMOND「G158NV Fun Standard」の340g、Kamluiの580g、Lupinusの615gなど、掲載重量に大きな幅がありました。
ただし、対応サイズ、持ち手、ポケット、素材、保護構造が異なります。重量だけを横並びにする場合は、同じ用途と大きさの製品同士かを確認してください。
仮にパソコンが1.3kg、ケースが600g、充電器とマウスが400gなら、合計は2.3kgです。ケース単体では気にならなくても、毎日の徒歩移動では負担に感じることがあります。
徒歩時間が長い人は、総重量に加えて次の部分も確認しましょう。
- 持ち手に十分な幅があるか
- 持ち手の付け根が補強されているか
- 肩掛けベルトにパッドがあるか
- ベルトの長さを調節できるか
- 金具が歩行中に外れにくい構造か
- リュックやキャリーケースへ固定できるか
スリーブ・持ち手付き・ショルダーの違い
すでに通勤用リュックを持っているなら、薄型のスリーブやインナーケースが使いやすいでしょう。荷物全体をリュックで支えられるため、ケースへ持ち手や肩紐を追加する必要性は低くなります。
ケース単体で会議室や教室へ移動する人には、持ち手付きが便利です。使わないときに持ち手を収納できる製品なら、インナーケースとしても扱いやすくなります。
徒歩移動が長い人や両手を空けたい人には、ショルダー型が候補になります。ただし、肩掛けベルトの金具や取り付け部分が弱いと、パソコンを入れた状態で負担が集中します。
2WAYや3WAYという表記も、使い方を具体的に確認してください。手提げ、肩掛け、インナーケースの3通りなのか、リュックとして背負えるのかによって内容が違います。
スタンド機能は本当に使うか
MOFTの「3-in-1 Carry Sleeve」のように、収納ケースをノートパソコンスタンドとして使える製品もあります。
同製品は15度と25度の2段階で角度を変えられ、ケースとスタンドを別々に持ち歩かずに済む点が特徴です。13.3インチ用については、重量315g、厚さ7mmと紹介されている例があります。
外出先で長時間入力する人には魅力がありますが、機能の多さだけで選ばないようにしましょう。スタンドとして使う机が安定しているか、使用するパソコンの寸法や重量に対応するか、収納中にマグネットや折り目がどの位置へ来るかも確認が必要です。
機能を使わない人にとっては、一般的なケースより価格や構造が増えるだけかもしれません。多機能は「全部入りのお得感」ではなく、自分が実際に使う機能の集合として評価するのが賢明です。
デザインと素材は使用場面にどう合わせる?
デザインは最後に回す条件ですが、決して軽視してよい条件ではありません。
毎日目にする物が好みに合っていれば、持ち出すときの気分も変わります。必要な内寸と機能を満たした候補のなかで、色、柄、質感、形を比較しましょう。
職場では落ち着いたかわいさを選ぶ
オフィスや取引先へ持参するなら、ベージュ、グレー、ネイビー、アイボリー、くすみピンクなどは服装へ合わせやすい色です。
小さな刺繍、丸みのあるファスナー、控えめな金具、パール感のある生地なら、華やかさを残しながら落ち着いた印象にまとめられます。
職場で派手な柄を使ってはいけないという一律の決まりがあるわけではありません。勤務先の服装規定、訪問先、ケース単体で持ち歩く頻度を考えて選ぶのが現実的です。
社内では自由な柄を楽しみ、取引先へ行く日は無地のバッグへ入れるという使い分けもできます。パソコンケースだけで場面を完結させず、外側のバッグとの組み合わせで調整する方法です。
通学や私生活では色柄を楽しむ
通学や私生活が中心なら、花柄、ハート、動物、キャラクター、チェック、ポップな配色など、好みを表現しやすくなります。
韓国風として販売されるケースにも、淡い色調、線画、ふっくらしたキルティング、ポップなイラストなど幅広いデザインがあります。ただし、「韓国風」は統一された性能規格ではなく、主にデザイン上の表現です。
通販で海外製品を選ぶ際は、インチ表記だけでなく、内寸の単位、付属品、素材、返品条件を確認してください。商品画像で立体的に見える柄が、実際には平面印刷である場合もあります。
画面上の色は、撮影時の照明や使用中のディスプレイによって見え方が変わります。色名だけでなく、購入者が投稿した複数の写真や、販売元の注意書きも判断材料になります。
素材名から分かること・分からないこと
ファブリックやポリエステルは、色柄の選択肢が多く、比較的軽い製品を探しやすい素材です。ただし、織り方、厚み、裏地、コーティングによって手触りや水への強さは異なります。
合成皮革やPUレザーは、滑らかで上品に見えやすく、汚れを拭き取りやすい製品があります。一方、保管環境や経年によって表面が変化する可能性があるため、メーカーの手入れ方法に従いましょう。
フェルトはやわらかな風合いがあり、金属や樹脂とは違う温かみを演出できます。ただし、毛羽立ち、ほこりの付着、水濡れへの対応は製品ごとに確認が必要です。
EVAはセミハードケースにも使われ、形状を保ちやすい製品があります。ただし、EVAという素材名だけで耐衝撃性能が決まるわけではありません。厚さ、成形方法、固定構造を含めて見てください。
ネオプレンは伸縮性があり、軽量なスリーブに採用されることがあります。伸びるからといって小さいケースへ無理に収納すると、縫い目やファスナーへ負担がかかるため、適合寸法の確認は必要です。
淡色や起毛素材は手入れ方法も見る
アイボリー、ライトブルー、淡いピンクなどは、やさしくかわいい印象を作りやすい一方、手あかや床の汚れが目立つことがあります。
購入前に、表面を乾いた布で払うのか、固く絞った布で拭けるのか、洗濯が可能なのかを確認しましょう。素材や内部の芯材によっては、丸洗いで変形する可能性があります。
内側が起毛している製品は、砂や細かなごみが入り込んでいないか定期的に確認してください。異物を残したまま本体を出し入れすると、表面を擦る原因になり得ます。
ファスナー周辺の糸、持ち手の付け根、肩掛け金具、縫い目も点検したい部分です。パソコンを入れて持ち上げたときだけ力がかかる場所は、空の状態では異常を見つけにくいことがあります。

かわいいパソコンケース選びをどう考える?
筆者としては、かわいいパソコンケース選びの本質は、ケース単体ではなく、持ち運び全体を一つの保護システムとして考えることにあると思います。
ケースへあらゆる機能を詰め込めば、厚く重くなります。反対に、薄さだけを優先すれば、単体で持ち歩く際の保護力は限られます。
そこで、普段使うバッグがどこまで役割を担っているかを確認します。底面と側面に厚いクッションがあるリュックなら、ケース側は傷防止とサイズ適合を中心に選べます。
薄い布製トートバッグへ入れるなら、ケース側に底面クッションや角の補強が求められます。ケース単体で持ち歩くなら、持ち手の強度や開口部の閉じ方も重要です。
この考え方なら、「最も頑丈なケース」を探すのではなく、「自分の移動環境で不足している機能を補うケース」を探せます。かわいさを残しながら、必要以上の重量を避けやすくなるでしょう。
商品ランキングは適合条件を学ぶために使う
ランキングは、現在販売されている色、形、収納方式、機能をまとめて知るのに便利です。
しかし、順位は自分のパソコンへの適合順位ではありません。価格、売れ筋、販売状況などの影響も受けるため、上位商品がすべての人に最適とは限りません。
マイベストのランキング確認時には、1位のKamluiが15.6インチ対応、2位のBELLEMOND「G158NV Fun Standard」が13.3インチ対応、3位のerihipasが15~16インチ対応でした。
この時点で、所有機種によって比較対象は分かれます。13.3インチのパソコンを使う人が、順位だけを理由に15.6インチ向け製品を選ぶのは適切ではありません。
また、価格、在庫、ポイント、キャンペーン、順位は変動します。掲載情報と販売ページが一致しない場合は、メーカーや販売元が現在示している仕様を優先し、返品条件も確認してください。
実測していない性能は断定しない
かわいいケースを紹介する記事では、「厚いから安心」「撥水だから雨でも大丈夫」「多層だから衝撃に強い」といった表現が使われがちです。
しかし、比較可能な試験条件がなければ、異なる製品同士の保護性能を客観的に順位づけすることはできません。クッションの厚さだけでなく、衝撃を加えた方向、落下高さ、収納した機器の重さ、内部の余裕によって結果が変わるからです。
本記事でも、メーカーが示す構造は確認材料として扱っていますが、独自の落下試験や浸水試験を行ったとは述べていません。確認できる事実と、筆者の選び方に関する考察を分けることが、読者の大切な機器を扱う記事には必要だと考えます。
購入後も、ケースが故障を完全に防ぐわけではありません。大切なデータは定期的にバックアップし、ケースを投げる、上へ重い荷物を置く、濡れたまま放置するといった扱いは避けてください。
ケースは頼れる防具ですが、無敵の結界ではありません。ここを取り違えないことも、長く使うための立派な知恵です。
注文前は6項目だけ再確認する
情報が多く迷ったら、最後は次の6項目へ戻りましょう。
- 本体の横幅・奥行き・厚さがケースの参考収納内寸に収まる
- 移動方法に合うクッション、角、底面の構造がある
- 充電器やマウスを本体と分けて収納できる
- 中身を加えた総重量を無理なく持ち運べる
- 普段のバッグや使用場面に持ち方が合っている
- 必要条件を満たしたうえで、好きな色や柄を選べている
一つでも仕様が分からない場合は、販売元へ確認するか、内寸などを明示した別製品と比較するのが無難です。
返品可能期間や、開封後も返品できるかも購入前に確認してください。パソコンケースは数ミリの違いが使い勝手へ影響するため、寸法情報が十分な販売先を選ぶことにも意味があります。
よくある質問
13インチのパソコンには13インチ用ケースを選べばよいですか?
インチ表記だけでは判断できません。
パソコンを閉じた状態の横幅、奥行き、厚さを測り、ケースの内寸または参考収納寸法と照合してください。保護カバーを装着している場合は、その厚さも含めます。
ケースは少し大きめのほうがよいですか?
出し入れに必要な余裕はほしいものの、大幅に大きいケースは避けたほうがよいでしょう。
内部で本体が動く場合は、固定バンドや仕切りのある製品を選びます。数値がぎりぎりの場合も、開口部や縫い代で収納できない可能性があるため注意が必要です。
撥水ケースなら雨の日もそのまま持ち歩けますか?
撥水は完全防水と同じではありません。
生地が水滴をはじいても、縫い目やファスナーから浸水する可能性があります。強い雨の日は、防水性のあるバッグやレインカバーを併用してください。
薄型ケースでもパソコンを守れますか?
傷や軽い接触への対策には役立ちますが、落下や強い圧迫への保護性能は製品構造によって異なります。
クッション付きリュックの中で使うなら、薄型ケースでも役割を分担できます。ケース単体で運ぶなら、底面や角の構造をより重視しましょう。
充電器を同じケースへ入れてもよいですか?
収納部が分かれていれば持ち運びやすくなります。
硬い充電器やマウスがパソコンへ直接当たらないよう、仕切り、クッション、固定バンド、別ポーチなどで分離してください。
かわいいケースは職場でも使えますか?
職場の雰囲気や服装規定に合っていれば使用できます。
くすみカラー、控えめな刺繍、丸みのある形、落ち着いた金具などは、かわいらしさと仕事向けの印象を両立しやすい要素です。
かわいいパソコンケースは、本体を実測して内寸を確かめ、移動方法に必要な保護力と収納力を選んだあと、好みのデザインを決めるのが基本です。
ランキングや対応インチは候補探しに役立ちますが、最終判断には内寸、クッションの配置、ケース重量、ポケットの構造、持ち方の確認が欠かせません。
さらに、ケースだけでなく普段のリュックやトートバッグと組み合わせて考えれば、必要以上に重い製品を選ばず、保護力を補いやすくなります。
かわいさと実用性は、どちらか一方を諦める関係ではありません。確認する順番を整えれば、持ち歩くたびに気分が上がり、大切なパソコンの保護にも配慮できる一品へ近づけるでしょう。
執筆:月城彩葉





