上白石萌音さんのタップダンスは、2026年12月25日公開の映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』で本格的に初挑戦したものです。「経験が長いの?」と気になった方へ結論からお伝えすると、タップは“この作品がきっかけの、ほぼスタートライン”にあたります。
初めまして、エンタメ人物考察ライターの月城彩葉(つきしろいろは)と申します。今日は「上白石萌音さんのタップダンス」をテーマに、どの作品で披露したのか、そして役者さんご本人が明かした練習秘話を、できるだけやさしく整理してまいりますね。
上白石萌音のタップダンスはいつから?歴を結論から解説
まず、いちばん知りたい「タップダンス歴」からお答えします。
上白石萌音さんがタップダンスに本格的に取り組んだのは、映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』の役づくりがきっかけです。ご本人が「タップダンスを始めたタイミングでこの役をいただいた」と語っており、長年の経験者というよりは、作品と並走する形でタップと出会った、と理解するのが正確です。
つまり「子どもの頃からずっとタップをしていた」というタイプではありません。それでも本編で“本格タップダンス”を披露できるまで仕上げた、というのが今回のポイントなのです。
ここで一つ、背景も押さえておきましょう。上白石さんはもともと、3歳からピアノ、幼い頃からクラシックバレエやミュージカルを習ってきた“身体で音楽を表現する”土台をお持ちの方です。
ですから「タップは初挑戦」でも、リズムや身体表現そのものはプロとして長く積み上げてきた——この下地があったからこそ、短期間での上達につながったのだと、筆者としては見ています。
タップダンスを披露した作品は『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』
上白石さんがタップダンスを披露するのは、2026年12月25日(金)公開の映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』です。検索で「どの作品で踊っているの?」と探している方は、まずこの一本を押さえてください。
本作は、“689トリオ”と呼ばれた作曲家・中村八大さん、作詞家・永六輔さん、歌手・坂本九さんの青春と友情、そして名曲「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」の誕生秘話を、事実に基づいたフィクションとして描くエンターテインメント大作です。
監督は瀬々敬久さん。中村八大役を岡田准一さんが演じ、松坂桃李さん、仲野太賀さん、清野菜名さん、仲里依紗さん、土屋太鳳さんら豪華な顔ぶれが名を連ねています。

上白石萌音が演じるのは日系アメリカ人「アリス」
上白石さんが演じるのは、本作のオリジナルキャラクター「アリス」。渡米した中村八大が出会う、重要な人物です。
アリスは、タップダンサーを夢見る日系アメリカ人という設定。自身のアイデンティティに葛藤を抱えながらも、ひたむきにステップを踏み続ける女性として描かれます。
そしてこの役は、ネイティブスピーカーという設定のため、全編が英語セリフ。タップダンスと英語演技という“二つの初挑戦”が重なった、挑戦的な役どころなのです。
ここが見どころで、アリスのタップは単なるダンスシーンではありません。異国で孤独に戦っていた八大の心を、その真っ直ぐなステップが震わせ、「SUKIYAKI」が海を越えていくための原動力になっていく——物語の鍵として踊りが置かれている点に、筆者は強く惹かれました。
上白石萌音のタップダンス練習秘話|撮影数か月前から猛特訓
さて、ファンの方がいちばん知りたい「練習秘話」です。
上白石さんはタップダンスを“本格的に初挑戦”として、撮影の数か月前から猛特訓に取り組みました。ゼロに近い状態から、本編で見せられるレベルまで一気に引き上げた——これが今回の大きなドラマです。
その上達ぶりには、プロの監修者も驚きました。タップダンス監修を務めたHideboH(ヒデボー)さんは、上白石さんについて「こんなに習得の早い方はいない!上白石さんのタップは本当に素晴らしい!」と感嘆したと伝えられています。
監修者がここまで言い切るのは、簡単なことではありません。短期間でここまで仕上げたという事実そのものが、彼女の集中力と努力の証だと、筆者としては受け止めています。

「意思の表れ」として踏んだタップ
上白石さんの練習には、技術以上の“理解の深さ”がありました。
ご本人はコメントの中で、「あの時代、日系アメリカ人のアリスがアメリカでタップを踏むことは『自分はアメリカ人なんだ』という意思の表れでもあると感じた」と語り、だからこそ「ひたすら練習を積むことで役への理解を深めていった」と明かしています。
つまり、ただ振り付けを覚えるのではなく、「なぜアリスはタップを踏むのか」という役の内面と結びつけながら稽古していたわけです。ここに、受賞歴を重ねてきた実力派ならではの姿勢がにじんでいます。
岡田准一の“生ピアノ”に刺激を受けた
もう一つ、現場での印象的なエピソードがあります。
上白石さんは、主演の岡田准一さんが劇中のピアノをすべてご自身で演奏していると聞き、「私が作品のクオリティを下げるわけにはいかない」と、さらに練習への熱が加速したと振り返っています。
共演者の本気が自分の熱量を押し上げる——こうした相乗効果が、短期間での仕上がりを支えたのではないかと感じます。
短期間で上達できた理由は?上白石萌音の“音楽の下地”
「タップ初挑戦なのに、なぜそんなに早く踊れたの?」——この疑問に、筆者なりの視点でお答えします。
ポイントは、上白石さんがこれまで積み上げてきた“音楽と身体表現の下地”にあると考えられます。
- 3歳からピアノを習い、音楽に囲まれて育った
- 幼い頃からクラシックバレエとミュージカルを並行して経験
- 映画『羊と鋼の森』では実際にピアノを演奏するなど、身体で音を扱ってきた
タップダンスは、ステップで“音”を刻む、きわめてリズム感が問われる表現です。リズムを身体で理解してきた人ほど入りが早い、というのは自然な話。初挑戦であっても、ゼロからの初挑戦ではなかった——ここが上達スピードの背景だと、筆者は見ています。
さらに、全編英語セリフへの挑戦も見逃せません。上白石さんは小学生時代をメキシコで数年過ごし、高い語学力を持つ方ですが、今回は「ネイティブスピーカーとしての英語」という細かなニュアンスにまで踏み込み、役を徹底的に作り込んだと伝えられています。
英語とタップ、二つの難題を同時に抱えながら役を立ち上げた事実は、彼女の役への誠実さを物語っていると言えるでしょう。
考察|上白石萌音にとってタップ初挑戦が持つ意味
ここからは、筆者としての私見を少し述べさせてください。
個人的には、今回のタップダンス初挑戦は、上白石萌音さんのキャリアの流れにとても自然に収まっていると感じています。
彼女はこれまで、ミュージカル『赤毛のアン』、舞台『千と千尋の神隠し』でのロンドン公演、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』、そして全編英語に挑んだドラマ『ホーム・スイート東京』など、「歌・身体・語学」を一つずつ本気で広げてきた俳優さんです。
その延長線上に、“英語で芝居をしながらタップで物語を動かす”という役が置かれた。これは偶然の配役というより、積み重ねが呼び込んだ巡り合わせのように筆者には映ります。ご本人が「運命的な巡り合わせを感じています」と語っていたのも、同じ感覚なのかもしれません。
また、タップという表現を「アイデンティティの意思表示」として捉えた解釈も印象的でした。技術の習得にとどまらず、役の生き方そのものを足で語ろうとする——こうした深掘りができるからこそ、監修者が驚くスピードで形になったのだと考えられます。
今後の見通しとしては、この作品での経験が、彼女のミュージカルや舞台表現にさらなる厚みを加えていくのではないか、と筆者は期待しています。公開後は「アリスのタップ」が作品の名場面として語られる可能性も十分にあるでしょう。もちろん、公開日や上映情報などは変わることもありますので、最新の情報は公式でご確認いただくのが安心です。
まとめ
最後に、要点を短く振り返ります。
上白石萌音さんのタップダンスは、映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』(2026年12月25日公開)での本格的な初挑戦です。日系アメリカ人アリス役として、全編英語セリフとタップダンスという二つの挑戦に、撮影数か月前から猛特訓で臨みました。
監修のHideboHさんが上達の早さに驚いたほどの仕上がりは、ピアノやバレエ、ミュージカルで培った“音楽の下地”と、役を内面から理解しようとする姿勢に支えられたもの。タップ歴そのものは長くなくても、その一歩一歩には確かな説得力が宿っています。公開を楽しみに待ちたいですね。
月城彩葉
よくある質問
上白石萌音のタップダンスはどの映画で見られますか?
2026年12月25日公開の映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』で披露されます。日系アメリカ人「アリス」役として本格タップに挑戦しています。
上白石萌音はタップダンスの経験が長いのですか?
長い経験者というわけではなく、この作品の役づくりをきっかけに本格的に始めたと本人が語っています。撮影の数か月前から猛特訓で習得しました。
上白石萌音が演じるアリスはどんな役ですか?
中村八大(岡田准一)が渡米先で出会う、タップダンサーを夢見る日系アメリカ人の女性です。本作オリジナルキャラクターで、全編英語セリフを話します。